帰国した両親からのメッセージ
いつもゆいののことを応援してくださる皆さま、ありがとうございます。
この度、アメリカより日本に帰国致しましたことをご報告させていただきます。
ゆいのが病気を発症したのはまだ生後2ヶ月にも満たない昨年9月のことでした。
そこから長い入院生活が始まり、今年の2月に渡米、5月にはドナーの方との巡り合わせがあり心臓移植手術を受けることができました。
おかげさまで移植後の経過は現在まで順調です。
入院中はベッドからほとんど離れることのできなかったゆいのですが、退院後の半年で体もどんどん大きくなり、見違えるほど動き回れるようになりました。
アメリカでは日本以上に新型コロナウイルス感染症の流行が広がっていますが、そのような中でも人混みを避けながら外出をし「外の世界を見せてあげたい」という私たち夫婦の願いも叶うこととなりました。
世界中がコロナ禍でたいへんな状況にありながら、こうして皆さまに帰国のご報告ができますことを本当に嬉しく思っています。
ここまで来られたのはゆいの本人の頑張りもさることながら、応援してくださった方々のお力があってのことです。
ゆいのの存在を知り、励まし、手を差し伸べてくださった全ての方々に心より感謝致します。
そして、常に私たち家族のそばに寄り添い、ゆいののために尽力、奔走してくださった救う会のメンバーに厚く御礼申し上げます。
ゆいのの人生はまだ始まったばかりですが、ここまで本当にたくさんのつらいことを頑張って乗り越えてくれました。
これから先にも、たいへんなことがいくつも待ち受けていると思います。
私たち両親も先行きに不安がないと言えば嘘になりますが、家族でゆいののこれからを支え、ともに広い世界を見ていきたいと思います。
最後に、ドナーとなってくださったお子様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
ご家族の勇気あるご決断に感謝するとともに、明るい未来がきっとありますよう願っております。
両親より御礼
過日、救う会の皆さまから目標金額を達成したとの連絡を受けました。全く想定していなかった早期の目標金額達成に、ただただ驚くばかりでした。
記者会見を行った日から本日に至るまで、たくさんの方々からあたたかい言葉を頂戴致しました。SNSでも多くの応援メッセージが私たち家族のもとに届き、街頭募金でも励ましの言葉をたくさんかけていただきました。 人と人との繋がりが希薄になっているこの時代に、こんなにも多くの人たちが私たち家族に心を寄せてくださることがたいへん嬉しく、今も心の支えとなっています。
皆さまに対する感謝の気持ちは、とても言葉で表現しきれるものではありませんが、この場を借りて深くお礼申し上げます。
私たち夫婦は、娘の病気が発症してから渡航移植を決断するまで、娘のためにどのような道を選択すべきか、悩み苦しみたくさんの方に相談に乗っていただきました。 「夫婦の選んだ道を全力で応援する」 そのように言ってくださる方々に恵まれ、娘の命を守るため、渡航移植を目指す決断をしました。
応援の気持ちを行動に移し、救う会の会員を引き受けてくださった皆さまは、それぞれ仕事や育児をこなしながら、一刻も早く娘を渡米させようと、1か月という短い期間で記者会見までの準備をし、募金活動を始めてくださいました。
記者会見前から今日に至るまで、仕事の合間を縫って私たち家族のために奔走し、一息つきたいはずの時間を削って活動してくださいました。息つく間もない多忙さの中で「1日も早く小さな命を助けてあげたい」という思いを行動に移してくださったことに感謝申し上げます。
目標金額の達成は、一つの大きな山を越えたことを意味するのと同時に、渡米して心臓移植を受けるための新たなスタートラインに立ったということでもあり、今後もいつ何が起こるか分からない困難な状態は続きます。
そのような状態にある娘を支え、元気になった娘の姿を皆さまに報告することが恩返しになると信じ、今後も娘の看病を続け、無事に移植できる日を待とうと思います。
引き続き、娘のことを見守ってくださると幸いです。今後とも応援のほどよろしくお願い致します。
代表より御礼
私たち「ゆいちゃんを救う会」は、皆様からたくさんのご寄付をいただき、目標金額を達成することができました。本当にありがとうございました。また、ご寄付だけでなくSNS等を通じた情報の周知・拡散や街頭募金活動へのボランティアの参加店頭等での募金箱の設置など、数えきれないほど多くのご協力をいただきました。メンバー一同、心より御礼申し上げます。
本会を立ち上げた当初、3億1,000万円の目標額は、私たちにとって途方もなく大きいものに思えました。先の見えない焦りの日々を過ごす中で、ゆいちゃんを応援してくださるたくさんの方々の存在が、私たちを支え続けてくれました。
会の活動を始める準備の中で、事務所や銀行口座の開設、ウェブサイトやチラシの作成といった一つ一つの手続きで、「頑張って」と声をかけ、手を貸してくださる方々がいらっしゃいました。各所で行った街頭募金では、多くの方々が足を止めてご寄付をくださるだけでなく、あたたかい応援の声をかけてくださいました。SNSやインターネット募金にも、共感に溢れたあたたかいコメントが並び、日夜私たちを勇気付けてくださいました。皆様からのお言葉は私たちの宝物です。
「しょうへいくんを救う会」からのご寄付も、たくさんの方々のお気持ちからなるご支援だと思っています。これまでの「救う会」への皆様のお気持ちに深く感謝を申し上げます。私たちは、皆様から託された思いを形にするため、ゆいちゃんの渡航手術が成功し、元気な姿を皆様にお届けできるよう、今後も全力でサポートしてまいりたいと思います。
引き続き応援をいただけますと誠に幸いです。これからもどうぞよろしくお願い致します。
ゆいちゃんを救う会
代表 並木麻衣、栗田仁衣